108勝浦泊まり

今日は勝浦泊まりの行路でした。一緒について回る先輩が怖めの人だったので若干緊張気味(ノ∀`)
しかも翌朝にはうちの運輸区最大の難関、連結作業が待ってるとか…orz
やっと慣れてきたばっかりなのにかなりテンパりつつあります(ノ∀`)
色々書いたら長くなりそうなので続きを見たい方は覚悟してくださいww



乗り出しの電車はいきなり特急便乗とかw
特急の乗務員室とか初めて乗りましたよ。利用者としてはいつも乗ってるけどw
あっという間に東京に到着して、いきなり昼ご飯の時間w
ここでご飯食べないとその先全然時間ないから、ちょっと早めのランチタイム。
東海食堂でチキンカツ定食w


最初の乗務は12時前の各駅停車海浜幕張行き。ここからが長い…。
なんせ、海浜幕張に行って、そのまま東京に戻って、さらにそのまま蘇我に行って、
そのまままた東京に戻るとか…。
同じ列車に4時間近く乗りっぱなしとかかなりハードです(ノ∀`)
その後東京駅で2時間の休憩があるわけですが、その間にその列車は蘇我に行ってくるみたいで、
東京から乗る快速はまた同じヤツでしたww


そんなこんなで東京から快速で蘇我へ。平日の夕方の下りは混みますねぇ。
蘇我についてあまり時間はないのですが取りあえず詰所で次の列車に乗る人達に挨拶。
そして持ち場へと向かいます。


通勤快速の成東・勝浦行きはちょっと変わった乗務体系になります。


  ←東京             成東・勝浦→
  [1◎][2][3][4][5][6■]-[7○][8][9][10□]
  ◎:勝浦行き車掌 ■:勝浦行き運転士
  ○:成東行き車掌 □:成東行き運転士


後ろの6両が勝浦行き、前の4両が成東行きになるのですが、乗務員の配置は図の通りになります。
待機位置はそれぞれで異なります。勝浦行き運転士と成東行き車掌が同じ位置にスタンバイとか、
一見分かりにくい構図になっていますが、まあ行き先考えたらそうなるよねw
この配置で乗務につき、途中の誉田駅で連結切り離し作業を行います。
この作業は勝浦行き運転士と成東行き車掌が行うのでおいらは何もやることはありません。
成東行き車掌も同期なので頑張っていたみたいですが。
連結切り離しは無事に終了して成東行きが先に発車。後を追うように勝浦行きが発車します。
勝浦までは景色が分からない上に外房線は暗い…(ノ∀`) 気づいたら駅に近づいてたとか、
やっぱり難しいですわぁ。でも何とか無事に勝浦に到着。先輩は早く寝たのでおいらも早めの就寝。
22時に寝て5時に起きるとか、うちの行路としてはかなり寝られる方なので楽ですわぁ♪


そして朝起きて上りの通勤快速になる列車に乗務。ここからが本番といった感じですね。
勝浦からは上総一ノ宮までは各駅停車。ここらはまだ通勤ラッシュって感じはしませんね。
上総一ノ宮に到着すると総武快速に接続するので乗客のほとんどは乗り換えて行きますw
しばらく停車するので一旦ガラガラになってしまいますが発車時間になるとまた人が増えてきます。
上総一ノ宮を出るといよいよ通勤ラッシュって感じがしてきます。次の茂原からは一気に混雑。
大網でもかなり乗ってきます。しかも大網駅はホームがかなり曲がっているので、ドア扱いも慎重に。
そして次の土気。ココまで来るとかなりのラッシュですね。そして次はいよいよ連結作業を行う誉田。
誉田到着前は緊張は隠せませんでした。まあでも、落ち着いてやるしかないさ…。


誉田駅に到着しまずはドアを開ける。そして、「移動禁止合図器」と言う信号機(みたいなの)を点灯。
その後指令に連絡して後続の成東から来る編成をホームに進入させます。列車の安全確保のために
「1閉塞1列車」と言う原則がありますが、この原則をを破り、2つ目の列車を閉塞に進入させる。
専門用語で「入換作業」と言いますが、ここからはおいらの旗による合図に全てが委ねられます。


指令の信号切り替えにより入換信号でホームに進入する列車に対し停止位置誘導の合図を送ります。
白い旗を振って停止位置を誘導し20m手前で一旦停止させます。
そして連結を行うために3m手前に移動。運転士にその旨を告げ移動させます。
この時は赤旗と緑旗を使い列車を前進させます。そして3m手前で再び停止。
その後は連結器の状態を確認します。これが曲がってたりずれてたりするとうまくくっつかないので。
お互いに見て異常がないことを確かめるといよいよ連結になります。
再び赤旗と緑旗を使って列車を移動させます。3m…2m…1m…。迫ってくる列車。この瞬間が一番
緊張しますねぇ。実際に列車を動かすのは運転士で、連結が成功するかしないかはおいらの技量にかかる
わけではないのですが、こっちはホームで電車(連結器)がぶつかり大きな音が出る瞬間を見るわけですし。
誘導しているうちに「ガチャッ!」という大きな音がし無事に連結器はくっつきました。
その後は運転士が機器の整備を行います。おいらも分かる範囲で一緒に見て連結終了をお互いに確認。
そして運転士がブレーキ試験を行い、無事に終われば連結作業は終了。そのことを確認すると後ろの
成東からの編成のドアを開けるために後方の車掌にドアを開ける合図を送ります。そして先ほどの合図器を
元に戻し、指令に連結作業が無事に終了した旨を報告。これで全ての作業が終了します。
後は後方の成東編成の車掌にドアを閉めてもらい、誉田駅発車。
約1分遅れで済んだのでホット一息。先輩にフォローしてもらいながら何とか無事に終わることが出来ました。
その後は休憩を挟み東京まで1往復したわけですが、朝のラッシュも終わった頃だし京葉線内はもう余裕♪
運輸区に帰り最後の整理をして、時間通りに業務終了。ホッとひと安心なのでした。